南大阪動物医療センターコラム

2012年6月26日 火曜日

長時間の外出 熱中症に注意

  大型連休は帰省や行楽の予定がいっぱいで、もちろん犬や猫もお留守番ではなく一緒にというご家族も多いことでしょう。都会を離れ、新緑の中を駆け回る愛犬の姿は想像しただけでも心が弾みます。でも、きちんとした準備やアフターケアあってこその楽しさなのだということを忘れないでください。

 アウトドアの醍醐味は何といっても開放感ですが、大切なのは必ずリードを付けることです。慣れない場所には危険が潜んでいるものです。いつもの散歩用から10メートル程度のロングリードや、巻き取り式伸縮リードに替えれば、運動量もうんとアップします。

 ただし、他の人と行き交うときには短く調節して迷惑をかけないことも大切です。

 また、野山や水辺にはマダニなどの外部寄生虫が隠れている場合も多いので、ノミ・ダニ対策の薬剤はあらかじめ動物病院で処方してもらいましょう。そして、行楽から帰宅した後は念入りにブラッシングし、付いた植物の種子や汚れ、肉球の間に挟まった異物も丹念に取ってあげましょう。

 もう一つ重要なことがあります。「猫がパンティングするほど」と続けば「暑い」と続きます。これは西洋の言い回しなのですが、パンティングとは、犬がよく口を開け舌を出してハァハァするあれですね。犬や猫はそうして熱を放散すると同時に、のどや口、舌の粘膜の水分を蒸発させて気化熱を逃がします。

 戸外では涼しい場所での休憩とマメな水分補給が大切です。また、短時間だからと自動車に動物を閉じ込めるのは厳禁です。パンティングが激しくなり、目は充血し、口の粘膜が鮮紅色になってぐったりしたら熱中症です。放置すると血尿やけいれんを起こし、命にかかわる状況となります。

 応急処置としてはとにかく体を冷やす。水道水をわきや足の付け根にどんどんかけ、頭を冷やすことも忘れないでください。症状が出て30分以内に適切な処置ができれば、救命率はかなり上がります。



投稿者 有限会社南大阪動物医療センター

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