出物腫れ物所構わずと言いますが、動物の体表にできる「できもの」は実にさまざまです。皮膚炎のためにできる皮疹とよばれるポツポツから、のう胞と呼ばれる脂肪、あかのたまった袋、ほくろやイボのたぐい、そして腫瘍まで。腫瘍にも良性から悪性まで種類があり、さらに皮膚の下にできるグリグリにも、いくつもの種類があります。これらのできものは、動物とのスキンシップの中である日、気付き、それが気掛かり、悩みとなり、ばくぜんとした「悪いたぐいのものだったら」という不安が日々、増幅されていきます。一般的に、悪いものは周りにしみるように広がる傾向があり、元来よく動く動物の皮膚がその部分だけ動かない場合が多いものです。また、できものの表面が崩れ、かさぶたが出来て動物がしきりに気にすることもあります。さらに微熱があったり食欲が落ちたりと全身への影響が表れることもあります。その代表がリンパ腫や肥満細胞腫、扁平上皮がんなどです。中にはひそかに、そして着実にその大きさを増し、できものを見つけた時には転移した後という悲惨な場合もあります。乳腺の腺がんやメラノーマなどです。特に猫の腺がんはできるのとほぼ同時に転移することも多く、時間的な猶予がほとんどありません。反対に、良性のものは、できものの範囲が限られ、周囲に炎症もなく、大きくなるのもゆっくりです。動物はいたって元気、なめたりかんだりもほとんどありません。診断は針で突いて細胞を取るか、一部を切り取って組織を病理診断するのが最も正確で確定的です。素人判断は禁物ですが、何でも心配し、気に病むのも考えものです。以前、深刻な顔で子犬のおなかのできものを相談されたケースで、心配の種がかわいらしい乳首だったということもありました。Normal002falsefalsefalseEN-USJAX-NONE/*StyleDefinitions*/table.MsoNormalTable{mso-style-name:標準の表;mso-tstyle-rowband-size:0;mso-tstyle-colband-size:0;mso-style-noshow:yes;mso-style-priority:99;mso-style-qformat:yes;mso-style-parent:"";mso-padding-alt:0mm5.4pt0mm5.4pt;mso-para-margin:0mm;mso-para-margin-bottom:.0001pt;mso-pagination:widow-orphan;font-size:10.5pt;mso-bidi-font-size:11.0pt;font-family:"Century","serif";mso-ascii-font-family:Century;mso-ascii-theme-font:minor-latin;mso-fareast-font-family:"MS明朝";mso-fareast-theme-font:minor-fareast;mso-hansi-font-family:Century;mso-hansi-theme-font:minor-latin;mso-bidi-font-family:"TimesNewRoman";mso-bidi-theme-font:minor-bidi;mso-font-kerning:1.0pt;}1024x768Normal002falsefalsefalseEN-USJAX-NONE/*StyleDefinitions*/table.MsoNormalTable{mso-style-name:標準の表;mso-tstyle-rowband-size:0;mso-tstyle-colband-size:0;mso-style-noshow:yes;mso-style-priority:99;mso-style-qformat:yes;mso-style-parent:"";mso-padding-alt:0mm5.4pt0mm5.4pt;mso-para-margin:0mm;mso-para-margin-bottom:.0001pt;mso-pagination:widow-orphan;font-size:10.5pt;mso-bidi-font-size:11.0pt;font-family:"Century","serif";mso-ascii-font-family:Century;mso-ascii-theme-font:minor-latin;mso-fareast-font-family:"MS明朝";mso-fareast-theme-font:minor-fareast;mso-hansi-font-family:Century;mso-hansi-theme-font:minor-latin;mso-bidi-font-family:"TimesNewRoman";mso-bidi-theme-font:minor-bidi;mso-font-kerning:1.0pt;}" />

南大阪動物医療センターコラム

2013年8月28日 水曜日

良性も悪性もある「できもの」

 出物腫れ物所構わずと言いますが、動物の体表にできる「できもの」は実にさまざまです。皮膚炎のためにできる皮疹とよばれるポツポツから、のう胞と呼ばれる脂肪、あかのたまった袋、ほくろやイボのたぐい、そして腫瘍まで。腫瘍にも良性から悪性まで種類があり、さらに皮膚の下にできるグリグリにも、いくつもの種類があります。

 これらのできものは、動物とのスキンシップの中である日、気付き、それが気掛かり、悩みとなり、ばくぜんとした「悪いたぐいのものだったら」という不安が日々、増幅されていきます。

 一般的に、悪いものは周りにしみるように広がる傾向があり、元来よく動く動物の皮膚がその部分だけ動かない場合が多いものです。また、できものの表面が崩れ、かさぶたが出来て動物がしきりに気にすることもあります。

 さらに微熱があったり食欲が落ちたりと全身への影響が表れることもあります。その代表がリンパ腫や肥満細胞腫、扁平上皮がんなどです。

 中にはひそかに、そして着実にその大きさを増し、できものを見つけた時には転移した後という悲惨な場合もあります。乳腺の腺がんやメラノーマなどです。特に猫の腺がんはできるのとほぼ同時に転移することも多く、時間的な猶予がほとんどありません。

 反対に、良性のものは、できものの範囲が限られ、周囲に炎症もなく、大きくなるのもゆっくりです。動物はいたって元気、なめたりかんだりもほとんどありません。

 診断は針で突いて細胞を取るか、一部を切り取って組織を病理診断するのが最も正確で確定的です。素人判断は禁物ですが、何でも心配し、気に病むのも考えものです。以前、深刻な顔で子犬のおなかのできものを相談されたケースで、心配の種がかわいらしい乳首だったということもありました。



投稿者 有限会社南大阪動物医療センター

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