異物反応の少ないオペ
ペットに優しいハーモニックスカルぺル(超音波メス)による去勢手術(シールド手術)

当動物医療センターでは、去勢手術の際、従来は糸を使って止めていた血管を、ハーモニックスカルぺル(超音波メス)にて血管を止め手術を行っております。※超音波メスを使用した手術をシールド手術と言います。
ハーモニックスカルぺル(超音波メス)とは、超音波の振動をメスの刃先に伝え、組織の凝固(止血)と切離を 同時に行う器械です。 1秒間に55,500回という目にも止まらない振動が組織に加わることにより、 組織のたんぱく質がコアギュラムという物質になり、凝固(止血)します。
また、振動と言う機械的な力で組織も切離することができます。このように糸を使わずに止血し組織を切り離す手術をシールド手術と言います。
当動物医療センターでは、エチコンエンドサージェリージャパン社のハーモニックスカルペル(超音波メス)を完備しており、主に去勢手術の際に使用しており、動物たちの安全な手術に役立てています。
最近、手術で止血のために使用した糸が原因で、術後、『肉芽腫(縫合糸肉芽種)』が発生する事例が報告されています(特に、ミニチュアダックスフントやトイプードルが好発犬種と言われています)。お腹の中に残った糸が原因で肉芽腫が発生すると、これを取り除くための再手術が必要になったり、他の臓器へ癒着により内臓機能の低下をもたらすことがあります。生体に吸収される縫合糸を使用することで、こうした合併症の発生率は低くなりますが、ハーモニックスカルペル(超音波メス)を使用すると低くなるどころが、こうした合併症が発生しません。
去勢手術の際、お腹の中の脂肪の多いワンちゃんや大型犬では、卵巣周囲の血管が脂肪で覆われているため止血に苦労することがあります。ハーモニックスカルぺル(超音波メス)を使用すると止血しながら、脂肪を切り離していくことができるため手術時間が短縮で、ペットの負担を大幅に軽減する事ができます。

エチコンエンドサージェリージャパン社
ハーモニックスカルペル(超音波メス)



